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鋼板用シームレスフエルト(亜鉛メッキライン用ロールカバー)

鋼板用シームレスフエルト(亜鉛メッキライン用ロールカバー)

お客様の事業別

商品概要

鋼板の連続亜鉛メッキラインにおいて、亜鉛ポットでメッキされた鋼板は400℃以上となります。鋼板はロールを通過するとき、まだ温度が250~350℃程度あり、ロールの接触で傷がつきやすい状態です。この鋼板用フエルトでロールの表面をカバーすることで、傷を防止することができます。

また、亜鉛がロールへ付着する事を防止する効果もあります。自動車ボディ用鋼材の生産ラインや、メッキラインなどにおいて、鋼板用フエルトが有効です。

使用イメージ

  • 鋼板用シームレスフエルトの使用イメージ
  • 鋼板用シームレスフエルトの使用イメージ

鋼板が接触する部分は徐々に削れて薄くなるため、接触部分の厚みを増す(クラウン部)ことで、長寿命化することもできます。上記写真のフエルトの素材には、耐熱性の高い「パラ系アラミド繊維」を100%使用しています。

商品特徴




①優れた非メタルピックアップ性
溶融玉・ドロスの付着がなく、鋼板にキズをつけません。

②後半の疵が減少し製品歩留まりが向上
高い柔軟性により、鋼板へソフトに接します。

③完全エンドレスタイプ
突合せ部分がなく、鋼板表面に継ぎ目部分のマークが発生しません。

④ロール表面温度均一化による冷却斑の減少
めっき斑が防止可能となり、品質向上が図れます。

⑤装着が簡単
軽量かつ取付用穴を配置しており、装着時間が短く、作業性は良好です。

⑥新たな設備投資が不要
既存のロールにかぶせて使用できます。

⑦環境面で安全
有害物質および有害ガスの発生がありません。

⑧溶射ロールに使用する研磨装置が不要
不純物の付着が少なくなり、付帯設備は不要となります。

イチカワファブリクスは、優れた耐熱性や耐摩耗性、強度を持った高機能繊維を複合させ、さらにその相乗効果を引き出すことで顧客課題に応えています。製鉄以外でも、製紙業界、高機能ろ過材、食品など様々な産業用分野で使用されています。

仕様例

鋼板用フエルトの事例

■ロール寸法:φ1500mm×L2100mm
■素材:PBO/パラ系アラミド
■クラウン部の厚み×巾:5.0mm×1800mm

上記事例のように、クラウン部には更に耐熱性が高く高強度のポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維が使用されるケースも多くあります。

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