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ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)


検査管の切断・復旧や、足場組などの点検にかかる費用、作業工数を削減し、
水浸UTにより、管内部から肉厚測定を行い水管全体の状態を見える化

製品概要

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)とは?

廃棄物処理施設等の廃熱回収ボイラでは、水管の摩耗や腐食等の経年劣化を把握するため定期的に水管の肉厚測定を行っています。ただし足場組みや清掃等の準備が必要であり、また測定点数が限られるため、未測定箇所の減肉を見落とすリスクがありました。

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)は従来方式と比較して、「より早く、より安全に、より正確に」ボイラー水管点検作業を行うことができるヘビ型ロボットです。

従来方式との比較

従来方式との比較

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の構成図

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の構成図

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の測定イメージ

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の測定イメージ

■点検のステップ

 ①ロボットの投入
  管寄せの点検口からヘビ型モジュールを投入します。
  ※点検口が閉止されている場合は、開放して投入する必要があります。

 ➁ロボットの走行
  ロボットを点検する水管まで走行させます。
  ヘビ型モジュールは前後方向に進むことができ、機体を傾かせ水管の穴を避けながら走行することも
  可能です。

 ③UTセンサーの投入
  点検する水管の口にセンサーを搭載したホースを合わせ、水流を利用し、センサーを送り込みます。
  センサーモジュールには先端にセンサー、等間隔に抵抗体が搭載されており、浮きによりセンサーモジュール
  が水流を受けやすくなり、180°エルボーの水管でも問題なくセンサーを送ることができます。

 ④UTセンサーによる測定
  投入したセンサー部には、15°間隔でUTセンサーが24チャンネル搭載されており、360°全周の肉厚測定が
  可能です。

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の測定結果

UTセンサーで読み取ったデータは下記のようにカラーマッピング出力されます。

このカラーマッピング出力により、視覚的に水管全体を把握することが可能になり補修が必要な部位の見落としが低減されました。

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の測定結果

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の利用メリット

 ■検査管の切断、復旧が不要

 検査管の切断をせずに、水浸UTセンサーを用いた肉厚測定ができる。  

 ■コスト削減&検査期間の削減

 検査管の切断・復旧、足場削減によりコストを削減でき、点検に要する期間を大幅に短縮できる。

 ■測定範囲の拡大及び細部検査実現

 水浸UTセンサーによる水管の全周を肉厚測定でき、カラーマッピングによる出力で点検漏れを削減できる。

 ■危険作業の軽減

 地上からの操作が可能なため、高所での作業を削減できる。

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の仕様

ボイラ水管肉厚測定ロボット(SQUID)の仕様

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