【新製品】電気⾃動⾞(EV)の⽣産効率向上にも貢献!連続脱泡機「DRAT( ディーラット)」を販売開始しました。

製品情報



当社はこの度、粘性流体中の気泡を脱泡する装置「D-RAT(ディーラット)」(特許番号 第6521756号)の販売を開始しました。D-RATは、真空式と遠⼼薄膜式を兼ね備える脱泡機です。

粘性流体の脱泡と次⼯程送液が同時に⾏えるため、脱泡時間を約1/6(当社試算)に短縮できます。また、⼀般的な真空式脱泡と⽐べ、処理後の粘性流体中の泡残留を⼤幅に改善。電池・医薬品・化粧品などの製造現場に導⼊することで、品質向上と⽣産効率向上を実現します。

【関連:新製品 配管洗浄機 ARASEについてはこちら】

開発背景

当社は中期経営計画「GP2023」で、「CASE・医薬品・化粧品・建機・造船・官庁・環境」をキーワードに設定し、⾃社技術である流体制御技術を軸とした製品を開発することを⽬標に掲げています。

電池・医薬品・化粧品などの⽣産⼯程の⼀つである「脱泡」は、使⽤するスラリーのような粘性流体の泡を取り除くことで品質の安定化や⾼性能化につなげる⼤切な⼯程です。ただ、従来の真空式脱泡の場合、多くの時間を要することが課題となっていました。

そこで、流体の技術に知⾒を持ち、脱泡に関わるポンプの取り扱いも多くあった当社として開発したのがD-RATです。内部構造や送液タイミングなどを⼯夫したことで毎分3リットルの処理能⼒を実現。お客様の⽣産効率向上に⼤きく貢献します。

従来の真空式脱泡とD-RATの違い

【従来】
従来の真空式脱泡は、1.送液→2.真空脱泡→3.排出というように、1〜3が独⽴した⼯程となってしまうことで脱泡に多く
の時間を要していました。

【D-RAT】
上記の1〜3を同時に⾏えるため、連続脱泡が可能になり、サイクルタイムの⼤幅な短縮を実現します。

D-RATの仕組み

1. 真空圧により、粘性流体中の気泡を体積膨張させ、遠⼼⼒で薄膜化しながらトレイ外側へ移動させます。

2. 遠⼼⼒により、勢いよく装置壁⾯に衝突させ、脱泡+薄膜で流れ落ちながら脱泡します。

3. 脱泡された粘性流体は、ポンプにより装置下部から連続で排出される仕組みです。

脱泡性能⽐較

従来の真空式での脱泡では少し泡が残っていますが、D-RATで脱泡することで、ほとんどの泡を無くすことができます。脱泡後の液体をマイクロスコープで撮影すると、従来の真空式と⽐べ、D-RATが強⼒に脱泡していることが分かります。

【D-RAT(ディーラット)についての動画はこちらからご視聴頂けます】

【サイズ・仕様など】
サイズ:W1,600mm×D1,300mm×H1,600mm
処理能⼒:3リットル/毎分
価格:お問い合わせください。

【国際粉体⼯業展 東京2022出展のお知らせ】
当社は、2022年12⽉7〜9⽇に開催される「国際粉体⼯業展 東京2022」で、販売開始しましたエアー圧送式配管洗浄機「ARASEN(アラセン)」をご紹介します。ご来場の上、ぜひ当社ブースにお⽴ち寄り頂けますと幸いです。

イベント名:国際粉体⼯業展 東京2022
会期:2022年12⽉7⽇(⽔)〜9⽇(⾦) 9:30〜17:00
会場:東京ビッグサイト 東1・2・3ホール
当社ブース:東2ホール 2I-12
【来場登録はこちらから】

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