パートナーとの創作で今まで以上にお客様から頼られる存在に。創業200年に向け、持続的成長ができる企業を目指します。 代表取締役社長 安井 卓

当社は、国内外の産業界に機器や部品などを販売する“メーカー商社”として、国内36か所、海外11か所に拠点を展開しています。1907年の創業時には足袋の卸売りを担い、官営八幡製鉄所(現・日本製鉄)との取引を皮切りに、多様な機器・部品を扱う商社機能を磨いていきました。その後、自社内にメーカー機能を立ち上げ、自社ブランド「ROCKY(ロッキー)」を確立。現在では、自社技術を研鑽するための研究開発機能も持ち合わせることで、「販売・技術・製造・サービス」を高度に融合させ、幅広い業界の課題解決に努めています。

2021年度から始動した中期経営計画「GP2023」は、コロナ禍で厳しい状況でのスタートでしたが、前年同期比で回復基調となりました。最終年度の2023年度には数値目標として、連結売上高500億円、営業利益34億円(営業利益率6.8%)、経常利益35億円、ROE10%以上、オリジナル品比率40%以上の達成を目指します。

GP2023達成のため、既存のビジネス領域を拡大していきます。お客様のモノづくりプロセスには、企画・開発・⽣産技術・現場/設備・保全・再⽣/廃棄という流れがあります。当社の現状の主戦場は、現場/設備と保全の分野です。今後は、主戦場を上流・下流それぞれに広げていきます(GP2023では、上流である開発、⽣産技術を中⼼に領域を拡⼤)。

また、パートナーと“協創”することでソリューションの幅を広げることも重要視しています。2021年10月には、製造現場で簡単に導入できるIoTプラットフォーム(RIXIoT)を、パートナー企業との“協創”を経てリリースしました。当社は創業以来、生産現場に入り込み、膝を突き合わせる「顧客密着型」の営業スタイルを強みにしております。100年を超える歴史で築いてきた強みは大切にしつつ、今後は、ニーズの掘り起こし方、提案方法、ソリューション内容など、多方面でのデジタル化も必要になります。「アナログとデジタルの融合」を加速させることで、今まで以上にお客様から頼られる存在であり続けたいと考えています。

東京証券取引所の市場再編にあたり、当社はプライム市場への挑戦を選択しました。現状はプライム市場上場維持基準に未達項目がありますが、中期経営計画(GP2023)の推進、コーポレートガバナンスの充実、積極的なIR活動、株主還元の更なる拡充などを通し、基準達成に尽力してまいります。(※2023年3月時点で上場維持基準は達成)

当社は、1907年の創業以来、110年以上の長きにわたって事業活動を行っており、創業150年、200年へ向け、企業グループとして持続的に成長していくことを目指しています。国際社会が取り組んでいるSDGsにも賛同し、水資源・水処理・脱炭素・再生可能エネルギー・災害対策商品の開発など幅広い事業活動を通じて、SDGsが目指す持続可能な社会/世界の実現に向けて貢献致します。今後ともなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

※協創…社内はもちろん、顧客、仕⼊先、⼤学、ベンチャー、国の機関などと“協”⼒してソリューションを“創”り上げること

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